
乾燥肌の人は敏感肌になりやすく、敏感肌の人は間違いなく乾燥肌です。
ただの乾燥肌であればスキンケアも気をつけていればいいだけなのですが、敏感肌まで進んでしまうとスキンケアには慎重な姿勢を見せなければなりません。
というのも、敏感肌の人は非常に傷つきやすく、ちょっとした刺激ですぐに肌が赤くなる、痛くなると言ったことが起こるからです。
さらに敏感肌の人は何でも使えるわけではなく、アレルギー体質の人にアレルゲン物質を与えないように、肌が嫌う刺激物を避けなければなりません。
避けなければならない刺激物は化学合成物質などと呼ばれているもので、石油系界面活性剤、防腐剤あるいはパラベン、鉱物油、保存料、着色料、色素、香料、紫外線吸収剤などとなっています。
つまり、化粧品を見たときに、これらの物質が含まれているものは避け、オーガニック素材や自然由来成分のみを使ったスキンケア用品を選ぶ必要があると言うことです。
乾燥肌の上に敏感肌だという方のスキンケアは、こうした成分選びから始まるのですが、抗炎症作用を持つ成分を含んでいるかどうかをまずチェックしてみましょう。
スキンケアで抗炎症作用を持つのは甘草エキス、カミツレエキスなどで、グリチルリチン酸と表記されていることがあります。
抗炎症成分は肌が化粧品などに反応しすぎることに対して、落ち着きを取り戻すよう促してくれます。
肌がかゆくなりやすいのが乾燥肌と敏感肌の特徴なのですが、かゆいからと言ってかいてしまっては、また肌が傷ついて荒れてしまうことになりますから、抗炎症作用を持つ成分で、鎮めてあげることからスキンケアを始めましょう。
そして何より大切なのが保湿することです。
保湿と言っても何でも使っていいわけではなく、肌の置くまでしっかりと保湿成分を届けることを考えましょう。
角質層が潤えば、水分が保たれる角質間細胞脂質などが肌の潤いを保ってくれますので、そのためには肌にもともとある保湿成分のセラミドや天然保湿因子を取り入れるようにしましょう。
また保湿をするタイミングですが、入浴後が最も効果的で、朝の洗顔後にももちろん保湿は必要となりますが、入浴後の肌は実は一番荒れやすい状態です。
肌から水分が最も蒸発する時間帯になりますので、乾燥する前にクリーム、オイルを使って保湿しましょう。
またコットンを使ってスキンケアする人がいますが、敏感肌の方がコットンを使うとコットンが刺激となって肌が荒れますので、必ず手のひらを使って保湿するようにしましょう。