
ニキビの改善方法はいろいろと提唱されていますが、一度治ってもまた再発したり、対策をしているのに改善できないという方も多いでしょう。
ニキビケア専用の基礎化粧品を使ったら、逆に悪化してしまったなんてことも少なくないので、ニキビに悩んでいる方はどうすればいいのか分からないのではないでしょうか。
ニキビ対策の基本はスキンケアと角質除去です。
単純に思えるかもしれませんが、肌が健康な状態で角質や角栓がしっかり取り除かれれば、ニキビが出来ることはありませんし、出来てしまったニキビも改善できます。
ニキビが出来ると、ニキビを取り除くことばかりに頭がいってしまい、その原因となる肌の状態の悪化や角質を忘れてしまいがちです。
ですので再度基本に立ち戻り、スキンケアと角質、角栓を取り除くことからニキビケアを始めてみましょう。
ニキビのためのスキンケアで大事なのは保湿です。
保湿というと、肌がべたついたり毛穴を塞ぐと言うイメージがあるかもしれませんが、ニキビは乾燥によって引き起こされることが多いのです。
肌が乾燥すると、角質層の水分が不足して角質が硬くなり、そのせいで毛穴も細くなってしまいます。
毛穴が細くなると、正常に分泌されている皮脂であっても詰まりやすくなるので、ニキビが出来てしまいますし、出来たニキビは改善されません。
保湿は水分が蒸発しないように、肌に水分を蓄える力をアップさせることで、保湿をしっかりすればうるおいによって肌の状態が改善され、毛穴の状態も元に戻りニキビが改善出来るのです。
また、肌の乾燥はもちろん間違った洗顔方法やマッサージ、洗浄力の強い成分が入っている洗顔料などによって、肌は日々ダメージを受けています。
ダメージを受けると、肌の健康を保つターンオーバーのサイクルが乱れてしまいます。
ターンオーバーは新しい肌細胞を表皮に押し上げ、古い角質をはがして角質層のラメラ構造を正常な状態に保ちます。
このサイクルが乱れて古い角質が残ったままになると、皮脂と混ざり合って角栓が出来、それが毛穴に詰まってアクネ菌などニキビの原因となる菌の餌となってしまいます。
つまり角質や角栓が残った状態では、いつでもニキビが発生するリスクがあるということです。
ですので、根本的にニキビができない肌にしていくには、保湿力を高めると同時に角質や角栓を取り除かなくてはいけません。
角質や角栓は、ケミカルピーリングで除去することができるので、定期的に行うようにして、ターンオーバーのサイクルを正常な状態に戻しましょう。