
スキンケアの一番の目的は保湿ですが、その目的をきちんと叶えるために重要となるのが洗顔です。
洗顔の目的は、当然ながら顔の汚れを落とすことなので、保湿とは真逆の目的となるため関係ないと思っている方も多いようです。
ですが、間違った洗顔をしていると、いくらきちんとスキンケアを行っていても保湿効果が半減してしまいますし、逆に乾燥を引き起こしてトラブルの元となってしまうこともあるのです。
スキンケアの基本とも言われる洗顔は、正しい方法をしっかり覚えて実践することが、保湿効果を高めることにつながるのです。
洗顔を正しく行うためのポイントは、お湯の温度、洗顔料の泡立て方、こすらない、すすぎの3つになります。
最近は水洗顔というのが注目されていますが、これはあくまでも健康で何も問題のない肌に効果的な美容法であり、何らかのトラブルがあったり老化が気になる方にはおすすめの洗顔方法とは言えません。
余分な皮脂や汚れというのは、温度が冷たい水で落とすことが出来ないので、洗顔をするときは必ず人肌程度のぬるま湯を使いましょう。
ただし、逆に熱いお湯を使ってしまうと、皮脂を落としすぎたり肌にダメージを与えてしまうので、37度ぐらいのぬるま湯を使ってしっかりとプレ洗いします。
ぬるま湯で顔全体の汚れをある程度落としたら、洗顔料を泡立てますが、この時に大事なのがキメ細かく弾力のある泡をたっぷり作るということです。
泡立ちが悪いと顔に乗せたらすぐに泡が消えたり潰れてしまい、毛穴に汚れや落ちにくい汚れが落とせなくなりますし、指や手のひらで摩擦を与えてしまいます。
泡立てるには時間がかかりますが、ここは面倒くさがらず、生クリームのような泡を作るイメージでしっかり泡立てましょう。
たっぷりの泡が出来たら、まずは油分が多いTゾーンを洗い、次におでこ、顎、頬、フェイスラインの順番で洗っていきます。
目元は乾燥しやすいので、最後にさっと洗うだけにしておきましょう。
洗う時は、泡で毛穴を洗うような感じで、絶対にこすらないようにすることが重要です。
生え際からフェイスラインまでしっかり洗ったら、最後はすすぎを行います。
この時やってしまいがちなのが、泡だけ落としてすすぎを終わりにしてしまうことです。
もちろん泡を落とさなくてはいけませんが、それだけでは洗浄成分が肌や毛穴に残ったままになり、そのせいで肌トラブルが起きることがあります。
すすぎは洗顔の倍以上の時間をかけて、最低でも20回は顔全体をまんべんなくしっかりとすすいでください。
これが正しく洗顔を行う方法です。