
スキンケアは、肌の状態を保ったり、トラブルを改善したりするために必要なものですが、忙しい朝などは面倒に感じることもあるでしょう。
夜にきちんとスキンケアをしておけば、夜の間は特に肌が汚れることもないので、ついつい手抜きケアをしてしまうなんて方も多いのではないでしょうか。
ですが、スキンケアは夜はもちろん、朝もきちんとしなくてはいけないのです。
スキンケアの目的は人それぞれに違いますが、もっと肌を綺麗にしたい、肌のトラブルを解消したいというのが一般的です。
ですが、スキンケアの働きというのはこういったことだけではなく、外部の刺激から肌を守るということも挙げられます。
昼間は、メイクや紫外線、外気のホコリやチリなどによって肌がダメージを受けやすい環境になります。
このような環境で、肌を無防備な状態にしてしまうと、よりダメージが大きくなってしまいますから、いくら夜きちんとスキンケアをしてもなかなか回復させることができません。
化粧水でしっかり潤いを与え、美容液やクリームで保湿をしておけば、例えバリア機能が低下しているとしても、それをしっかりサポートして刺激やダメージを軽減させて肌を守ることが出来るのです。
UVブロックやファンデーションでもある程度バリアの役割をしてくれますが、肌自体が持つバリア機能を働かせることは、美肌やトラブル改善に必須です。
だからこそ、朝もしっかりスキンケアをしなくてはいけないのですね。
夜は寝るだけですが、この寝ている間に成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは肌が受けたダメージを修復して回復させる働きを持っているので、きちんと睡眠を取ればそこそこは肌の状態を改善できます。
ただし、肌が乾燥していたり、必要な美容成分が不足してしまったりしている状態だと、成長ホルモンの働きが低下してしまい肌の修復が行えなくなってしまいます。
肌は寝ている時が一番健やかな状態を育むことが出来るので、この時間帯はスキンケアで潤いと保湿をしっかりしておく必要があります。
ですので、特にダメージを受ける環境ではない夜であっても、スキンケアをしなくてはいけないのです。
このように、朝と夜のスキンケアはそれぞれに目的が違います。
だから、朝だけすればよい、夜だけすればよい、ということではなく朝と夜の2回必要なのです。
どちらかでもおざなりにしてしまうと、ダメージが大きくなったり肌の修復がされなくなったりするので、面倒だとしても朝晩のスキンケアで積極的に働きかけて肌の状態を維持していきましょう。