
10代のお肌はとても元気で、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などもたっぷり存在しています。
20代以降になると、保湿成分や水分保持機能成分はどんどん減少してしまうので、スキンケアでしっかり補っていく必要がありますが、10代はまだそんな必要はありません。
美容成分は体内できちんと合成されますし、回復力も高いのでダメージを受けても比較的短期間で改善されます。
逆に、この時期にいろいろな成分をつけ過ぎてしまうと、肌自体が持っている治癒力が低下してしまい、10代であっても肌トラブルが耐えなくなってしまいます。
また、10代というのはホルモンの分泌量が安定していないので、その状態のところにいろいろな成分をつけてしまうと、さらにバランスが不安的になります。
ホルモンバランスが崩れてしまうと、排泄器官としての働きが低下したり、毛穴の詰まりや肌が敏感になってトラブルを起こしやすくなります。
このような状態にならないためにも、まずは正しい洗顔をするように心がけましょう。
10代だとあまり洗顔を重要視しない方も多いですが、ささっと泡立てて適当に洗っていると、汚れがしっかり落とせないばかりか摩擦でダメージを与えてしまいます。
ハリと弾力があるお肌でも、適当な洗顔は肌老化をはやめるので、キメ細かいたっぷりの泡でこすらないように優しく洗顔をしてください。
10代の肌はある程度のダメージならすぐに修復して回復できるので、スキンケアで必要なことは「やりすぎない」ということです。
化粧水や美容液を使うのは問題ありませんが、導入美容液や乳液、高機能クリームなどを使うと肌が甘やかされてしまったり、成分が負担となります。
せっかく綺麗な肌を保てる状態なのに、大人と同じようなスキンケアをするとそれを悪化させてしまうこともあるのです。
10代のスキンケアで必要なのは、とにかく肌を清潔にして本来持っている働きを低下させないことです。
20代以降は不足している有効成分を補ったり、美容成分を取り入れることで肌のトラブルを改善していきますが、10代ではこういったスキンケアはやりすぎです。
ですので、使う基礎化粧品はシンプルにすることが大切なポイントになります。
ただし季節によって肌が乾燥したり、逆にべたつきがひどくなったりするなど、肌の状態は季節や気温によって変化します。
乾燥しているのに乳液をつけないと、そこがダメージを受けてさらに症状が悪化することもあるので、基本はシンプルでいざというときのためのケアアイテムを用意しておくといいですね。